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AIの根拠とプライバシー 🔍🔒

9分で読めます2026-10-29 更新
このページの目次

AIが何を見てそう答えたのかをお見せします。そして見せたくないノートは、しっかり隠しておきます。

← ホームへ:ObsiKO 101 · エージェントの基本は → AIエージェント


AIがどれだけもっともらしく答えても、どこから持ってきた話か分からなければそのまま信じるのは難しいですよね。逆に、日記・健康記録・契約書のように、AIには絶対に見せたくないノートもあります。

ObsiKOはこの二つを、①根拠を見せることと②アクセス境界に分けて解決します。どちらもオンにする設定はいりません — 最初からそのまま動きます。😊


1️⃣ この一文、どこから来たの? — 引用 [S1] 📌

回答の中に [S1]・[S2] のような小さな番号が見えたら、それは「この部分はあのノートから持ってきました」という意味です。

  • 押すとそのノートがすぐ開きます。 本当にそう書いてあるか、ご自身で確かめてみてください!
  • 同じノートは回答の中でずっと同じ番号を使います。[S1] が何度も出てきたら、それは全部同じ出典です。

🛡️ でっち上げの番号は「根拠未確認」と表示されます。 番号を発行するのはAIではなくObsiKOです。検索ツールがノートを見つけたときにObsiKOが番号を付け、回答に発行していない番号が混じっていたら、その場所に点線枠の「根拠未確認」を表示します。こっそり消さないのは、番号だけ消えると文が何事もなく見えて「確認済みなんだろう」と思わせてしまうからです。この表示が付いた文は、ご自分でもう一度確かめてください。

ちなみにノートに本物のコード arr[S1] があっても、コードブロックの中は一切触りません。😉

💡 どこで使えるの? デスクトップのClaudeエンジンはもちろん、チャット専用エンジンすべて(Claude・Gemini・OpenAI)で動作します — つまりiPhone・Android・ウェブでも根拠番号が付きます。 まだ対応していないのはCLIで動くGemini・Codexエンジンの2つだけです(そちらは番号を発行しません)。

2️⃣ この回答の根拠リスト 🧾

作業が終わると表示される完了カードの中に、折りたたまれた一行があります。

根拠3件 · 本文閲覧1 · 保護ルールで除外2

開くと、この回答を作るために実際にモデルへ渡されたノートが並びます。ファイル名を押せばそのノートが開きます。

  • 閲覧 — 本文をまるごと読んだノートです。根拠として最も重いので、リストの一番上に来ます。
  • 検索 — タイトルと短い抜粋だけが渡されたノートです。本文全体は読んでいませんが、モデルはそこまでは見たので、正直に一緒に表示します。
  • 保護ルールで除外 N — ③でブロックしたノートが何件引っかかったかを、件数だけお知らせします(名前は出ません)。

💡 これは「ツールを何回呼んだか」ではなく、「何がモデルに渡ったか」の記録です。検索したものの結果が無かった呼び出しは数えず、抜粋だけが渡ったものも正直に「検索」と表示します。

✅ 自分で確かめたと残す — 「確認済みにする」

AIが作ったノートは、一度原文・出典と照らし合わせておくと安心です。確認できたら、そのノートを開いたままコマンドパレット(⌘P)で「確認済みにする(内容・出典を確認)」を実行してください。

  • ノートのフロントマターに verified: の記録(誰が・いつ)が付きます。ノートのプロパティで見られます。
  • 「人が内容・出典を確かめたノート」という印です — ただ一度見たという記録とは別物です。
  • もう一度実行しても行は増えず、確認した時刻だけが更新されます。

3️⃣ このノートはAIに渡さないで 🚫

ノート1枚だけブロック — フロントマター ai: deny

ノート冒頭のフロントマターに一行入れるだけです。

---
title: 2026 カウンセリング記録
ai: deny
---

deny のほかに false・no・off・none・exclude・private も同じ意味として認識します。→ フロントマタープロパティ

フォルダごとブロック — .obsiko-ai-ignore

ボルトの一番上のフォルダに .obsiko-ai-ignore というファイルを作り、.gitignore のように一行ずつ書きます。

# このフォルダ以下はすべてAIに見せません
日記/
Private/
非公開-*.md
資料/**/契約書*
  • フォルダ/ = そのフォルダまるごと · * = 任意の文字(フォルダの区切りは越えません) · ** = 下位フォルダまで · # = メモ
  • 先頭に / を付けるとボルトの最上位でだけ探します。付けなければどの深さでも引っかかります。
  • ! による再許可はあえてサポートしていません。 例外ルールは結局そこが穴になるからです — 一つでも該当すれば、問答無用でブロックします。

どれくらい徹底してブロックするの?

「ツールを呼ぶ直前に検査」するだけでは足りません。検索結果のプレビュー一行からでも内容は漏れますから。そこでObsiKOは、ボルト検索・文書内容検索・表(.base)の照会・意味検索の索引作成・意味検索・ファイル読み取り・ファイルの移動・メモリの想起というすべての通り道で同じルールを検査します。

  • ファイルの移動もブロックします — 保護したノートは、エージェントが移動や名前の変更をすることすらできません(そもそも一切触らないのが原則だからです)。
  • メモリの想起も除外します — これまで貯めてきたメモリファイルが保護対象なら、会話に呼び出されません。 → 16-11 個人化メモリ
  • テーマの束・繋がりグラフ探索・リンク提案(バックリンクとアウトライン・ダッシュボード)も保護ノートを最初から除いて計算し、外部AIアプリ連携(設定とテーマ)で開いた窓口にも同じく適用されます。
  • AIと交わした会話の記録(_ObsiKO/chats/)は通常の検索・意味検索・テーマの束から外れ、アプリ内のAIが「過去の会話を探す」でだけ探します。外部AIアプリ連携からは一切読めません(ボルトに残すことに同意するのと、別のアプリに渡すのは別だからです)。見つけた昔のAIの回答には根拠番号([S#])を付けません。 → 16-11 個人化メモリ
  • 📎 チャットに添付したファイルも除外します — 保護したノートや画像を添付しても、AIには内容も名前も送らず、何件外したかだけお知らせします。
  • 📱 スマホ・ウェブのチャット専用モードも同じです — チャットAIはデスクトップエージェントとコードが別ですが、関門を一か所にまとめて検索・一覧表示・読み取り・書き込み・移動のすべてに同じルールをかけています。保護したノートはチャットのノート一覧にも出てこず、バックリンクの結果からも外れます。

とくに意味検索は索引の段階でまるごと除外します — 埋め込み自体を作らないので、あとから検索に出ることもありません。索引が古くなっている場合に備えて、検索する瞬間にももう一度フィルタします。そして万一ルールファイルが読めない事故が起きたときは、黙って通さずすべてブロックする側に閉じます。

⚠️ 正直にお伝えする限界:Gemini・CodexエンジンはObsiKOを経由しない独自のファイルツール(ファイル読み取り・シェル)を持っています。

  • 「AIがノートを変えるとき」を「大きな変更は確認」(既定)か「答えるだけ」にして働くときは、保護したノートを作業コピーに最初から載せないので、それらのエンジンが働く場所に保護ノートはありません。 → 16 AIエージェント
  • ただし「すぐに変える」にした場合や、ルーティンのように自動で動く実行ではボルトで直接働くため、100%の保証はできません。このとき保護ルールのあるボルトなら一度お知らせし、AIパネルのオプション(≡)にある「保護ボルトで迂回エンジンをブロック」(既定オフ)をオンにすると、Gemini・Codexの実行そのものを止めます。本当に機密性の高いノートがあるならClaudeエンジンをお使いください。

またこの境界は、エージェントに渡す資料についてのものです。自分でそのノートを開いてチャットに貼り付けることまでは止めません。😉

ブロックすると起きる自然な変化

保護したノートは意味検索の索引に無いので、統合検索の「意味で見つけた結果」にも出ません(意図した動作です)。もちろんキーワード検索ではいつもどおり見つかりますし、ノートは普通のボルトのファイルのままです。→ 検索とナビゲーション


4️⃣ 外部AIへ送る前に確認します 🔐

自分のAPIキーで Anthropic(Claude)・Google(Gemini)・OpenAI に初めて送るとき、ObsiKOはまず 「この内容を○○に送って処理しますか?」 と確認します。

  • 何を送るのか(会話や添付したノート、画像、音声・動画)と、その会社がどう処理するかを1〜2行で表示します。書かれている内容は各社の公式文書で確認したものだけです。
  • [許可して送る] を押したときだけ送ります。「送らない」・Esc・外側のタップはすべて「今回は送らない」です。
  • 新しいウィンドウはできるだけ出しません — AIパネルでの会話では会話の中に確認カードが、✨ AIスペルチェックでは スペルチェックパネルの中に 表示されます。
  • Gemini はGoogleの規約により18歳以上のみ利用できるため、確認画面にその一行も表示されます。
  • 一度許可すると、同じ会社・同じ種類の内容は再確認しません。文章を許可していても、画像・音声は初めて送るときに別途 確認します。
  • 自動で動く処理(パーソナル記憶の自動蓄積など)は、許可がなければ 確認せずにスキップ します。
  • 許可は AIパネルの オプション(≡) ▸ 外部AIへの送信の許可(「個人化メモリの自動蓄積」「会話の原文をボルトに記録」の隣)で会社ごとに[取り消す]ことができます。取り消すと次に送るときに再確認します。
  • 端末内AI(Apple Intelligenceなど)は端末の外に出ないため、確認しません。

💡 Google Geminiの 無料枠 で送った内容は、Googleが製品改善に使い、人がレビューすることがあります(Gemini API利用規約 ↗)。有料枠は製品改善に使われません(料金表 ↗)。機密性の高いノートは ai: deny で保護するか、別のAIを使ってください。


ひと目でまとめ 📋

やりたいこと こうします
この記述の出典が知りたい 回答の中の [S1] をクリック
この回答が何を見たのか全部見たい 完了カードの根拠N件を開く
このノート1枚だけ隠したい フロントマターに ai: deny
このフォルダごと隠したい ボルト直下に .obsiko-ai-ignore
いちばん確実に守りたい Claudeエンジンを使う、または「AIがノートを変えるとき」を「大きな変更は確認」にしておく
AIが作ったノートを確認したと残したい パレットの「確認済みにする」

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